Visual C++ 2008 IDEの使い方

Time-stamp: "2014-04-20 Sun 14:51 JST hig"

瀬田学舎の実習室にインストールされたVisual Studio 2008 に含まれる Visual C++ 2008 をIDEでシンプルに使うときの基本的な使い方を説明します. コマンドプロンプト内で実行する, コンソールアプリケーションを作成する方法です.

動画による説明(音声無)

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ユーザのホームディレクトリを Q:¥と想定しています. 自宅などの標準的な環境で使う場合は, Q:¥C:¥nc などというフォルダを作って代わりに使うことをお奨めします.

Visual Studioの起動

  1. スタート>プログラム>プログラミングソフト>Microsoft Visual Studio 2008>Microsoft Visual Studio 2008を起動します. (注:自宅などの標準的なインストールの場合:スタートメニュー>すべてのプログラム>Microsoft Visual C++ 2008 (Express Edition) >Visual C++ 2008になります).

新規作成

例として

で説明しましょう. 実際には, 課題で指定された名前を使うか, 自分の責任で決めるかしてください.

プロジェクトは, 実行ファイルを作るための複数のファイルの入れ物, ソリューションはプロジェクトを何個かまとめる入れ物, です. 計算科学☆演習では, 1個のファイル なんとか.cだけを1個のプロジェクトにいれ, 1個のプロジェクトだけを1個のソリューションにいれ, 課題ごとに1個のプログラム-プロジェクト-ソリューションを作ります.

  1. ファイル>新規作成>プロジェクト
  2. 新しいプロジェクトダイアログが現れる.
  3. Win32アプリケーションウィザードが現れます. 超目立たないアプリケーションの設定のリンクをクリックし, 現れるパネルで, 追加のオプションの《空のプロジェクト》にチェックをいれます 完了します.
  4. ソリューションエクスプローラが表示されていない場合, メニューから表示>ソリューションエクスプローラを選びます
  5. ソリューションエクスプローラの, ソリューションp011のsubmit1プロジェクトの《ソースファイル》という項目を選択します. 右クリックで, 追加>新しい項目を選びます.
  6. 新しい項目の追加ダイアログで
  7. 編集画面が現れるのでここでプログラムを入力します
ソリューションエクスプローラの状態

図では, ソリューションp011に, submit1という1つのプロジェクトだけが含まれる.

コンパイル

ビルド>submit1のビルド.

実行

デバッグ>デバッグなしで開始

このプログラムの作成を(いったん)やめる

ファイル>ソリューションを閉じる

このプログラムの作成を再開

ファイル>開く>プロジェクト/ソリューションで, p011.slnを選んで開く.

プログラムの実体はsubmit1.cだが, これを(例えばダブルクリックで)開いても, コンパイル, 実行は行えません. 管理情報が記録されたソリューションファイルp011.slnを開くようにします.

追加資料


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樋口三郎, http://www.math.ryukoku.ac.jp/~hig/